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『ビッグ・アイズ』(原題:Big Eyes)について

ティム・バートン監督、『魔法にかけられて』や『ナイトミュージアム2』のエイミーアダムス主演のこの映画は、アンディ・ウォーホルが称賛し、パワーパフガールズブライス人形等のポップアートに影響を与えた絵画「ビッグ・アイズ」についてのお話。ちなみにジャン批評家は、ディズニー映画『ホーンテッドマンション』でラムズリー役だったテレンス・スタンプが演じている。


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・大量生産
アンディ・ウォーホルがテーマにしていた「大量生産」を代表するキャンベルのスープ缶。スープ缶が並ぶスーパーマーケットを歩く主人公マーガレットは自分の書いた絵がチラシ、ポストカードやポスターになって 「大量生産」されているブースに行き着く。
また恐らく、万博に出すと言って大量の子供を書かせたのも「大量生産」を表し、その気味の悪さをジャン批評家が指摘する。

・母と娘
この映画では、母が向かって右手前、娘が向かって左に座り、お互いに手を握り合うシーンがある。二人が一緒に戦っている大事なショットだと思う。
1.家出(1回目)をする車の中
2.Mr.キーンから逃げるように家出(2回目)をする車の中
3.裁判所で絵を描けと言われたとき

・キスシーン
1.キーンと結婚しようと決めたとき
2.ビッグ・アイズがバカ売れした日
3.一心同体なんだからビッグ・アイズは「我々」の絵だと再確認したとき
最初は二人がなりたくて一緒になったのに対して、絵が売れた日から底に落ちていく。
それぞれキスの意味が違ってくるのが面白い。